01
本日つくるもの
終業時に、次の3つが手元にある状態を目指します。聞いて終わりにはしません。
自分の業務で使える成果物
提案書の下書き、議事録、集計結果など、選んだお題に応じた成果物を1件。
そのまま実務に持っていける状態まで仕上げます。
入力してよいかの判断軸
配布するガイドラインに照らして、10のケースを自分で判断します。
就業先ごとにルールが違う場合の切り替え方も持ち帰ります。
明日やる1件
自分の業務のどこに同じやり方が使えるか、いつやるかまで決めます。
日時が入っていないものは、たいてい実行されません。
02
本日のゴール
現場のアンケートでは、半数以上の方がまだ生成AIを使っていません。 使っている方も、アイデア出しと要約で止まっているという結果でした。 この研修は、そこから一歩進んで「自分の仕事が実際に速くなった」と確認するところまでを目標にします。
この研修が目指さないこと
全員が同じ成果物を作ることは目指しません。選ぶお題が違えば、持ち帰るものも変わります。
高度なAI駆動開発も今回は扱いません。環境と前提が整った次の段階のテーマとして残しておきます。
03
当日の流れ
座学より、手を動かす時間を長く取っています。 全480分のうち、自分で操作する時間が340分を超えます。
| 時間 | セッション | 内容 |
|---|---|---|
| [10min] | この研修の狙いと、環境の確認 座学 | 本日の到達点と進め方 | 教材サイトと配布データの確認 | Copilot が開くかの確認 |
| [90min] | 生成AIの基礎と有効性体感 個人 | AI がどこまで来たか | 仕組みを最小限だけ | 仕事の側で起きている変化 | 数字で見る現在地 | 事例の実演 5 領域 | 手を動かすミニワーク 3 本 |
| [10min] | 休憩 | — |
| [70min] | ガイドライン配布と実機利用 個人 | 入力した情報がどこへ行くのか | 実際に起きたこと | SES という働き方の固有事情 | 生成AI利活用ガイドライン v1.0 を読む | 入力可否の判断演習 10 ケース |
| [30min] | 個人課題ハンズオン 前半 個人 | お題を選ぶ | 資料を読む | どう指示するか自分で考える | 1 回目を投げる |
| [60min] | 昼休憩 | — |
| [150min] | 個人課題ハンズオン 後半 個人 | hints を見て改良する | 何度か往復する | 1 回目と 2 回目を並べて比べる | 明日やる 1 件を決める |
| [30min] | マネージャー視点 座学 | 工数削減をどう試算するか | 受託が広がる形 | 現場展開の順序 | リスクの持ち方 | 稟議で聞かれること |
| [30min] | 個人成果振り返り 個人 | 作ったものの棚卸し | 明日やる 1 件の宣言 | 続けるための材料 | 終了アンケート |
進み具合によって時間は前後します。演習の時間を削ることはしません。
04
ハンズオンの進め方
午後は、お題を1つ選んで最後まで解き切ります。7つのステップを順に進みます。 お題が違っても、踏む手順は同じです。
1
読む[10min]
選んだ資料を最後まで読んで、何が足りないかを自分の言葉にします。
2
考える[10min]
どう指示すれば使える成果物になるかを予想します。ここでは答えを見ません。
3
試す[10min]
自分で考えたプロンプトを投げます。結果がどうであれ、そのまま残します。
4
最適化[25min]
ここで初めて hints を開きます。自分の指示に何が足りなかったのかを見つけます。
5
再試行[35min]
改良した指示で、もう一度投げます。3 回から 5 回の往復が目安です。
6
比較[25min]
1 回目と 2 回目を並べて、何を変えたら何が変わったかを対応させます。
7
効果を実感する[25min]
自分の業務で同じやり方が使える作業を挙げて、いつやるかを決めます。
2番目のステップが要です
「考える」の段階では、プロンプトの例を見ないでください。
先に答えを見ると、あとで自分で指示を直せるようになりません。
うまくいかない体験が、4番目のステップで効いてきます。
選べるお題
| お題 | やること | 使う資料 |
|---|---|---|
| 提案書ドラフト | 目次を作り、本文を展開し、読み手の立場で推敲する | 02_提案書ドラフト.md |
| ドキュメント要約 | 障害記録から傾向を読み、人に説明する形に整える | 04_障害記録.md |
| Excelデータ分析 | 12か月分の稼働実績を集計し、偏りを見つける | 03_月次稼働実績.csv |
| 議事録整理 | 会議メモから議事録を作り、決まっていないことを洗い出す | 01_定例会議メモ.md |
| コード断片生成 | 仕様からテストケースを作り、仕様の穴を見つける | 05_仕様書断片.md |
| 社内文書リライト | 読みにくい通知文を、読み手別に書き分ける | 06_社内通知.md |
自分の業務データを持参された方は、そちらを使っていただけます。 上の資料は、手元に適当な素材がない場合の代わりです。すべて架空の内容です。
05
配布物
当日の朝、この場所からダウンロードできる状態にします。 Windows をお使いの方と Mac をお使いの方で、ZIP を分けています。
ZIP の中身
| フォルダ | 中身 | いつ開くか |
|---|---|---|
exercises/ | 演習の手順書。01 から 07 まで | ずっと開いておきます |
docs/ | 演習で使う資料。すべて架空です | 1 番目のステップで選びます |
prompts/ | お題別のプロンプトテンプレート | 4 番目のステップから |
hints/ | 指示の書き方、つまずいたときの手がかり | 4 番目のステップから |
output/ | あなたの成果物の置き場所 | 1 番目のステップから |
answer/ | 講師の見本と、判断演習の解説 | 研修中は開きません |
bonus/ | 早く終わった方向けの追加課題 | 7 番目のステップのあと |
06
当日までにお願いしたいこと
準備は3つだけです。どれも5分ほどで終わります。
2
業務データの持参(任意)
社外に出して差し支えない範囲のもので構いません。
議事録、提案書の下書き、Excel の集計表など、実際にお使いのものがあると演習が実務に近づきます。
3
事前アンケート
開催の3日前に配信します。5分ほどで終わる内容です。
当日の冒頭で、この部屋の現在地として共有します。
07
よくある質問
Microsoft 365 Copilot が使えるか分かりません
当日の最初に確認の時間を取ります。会社のライセンスで入っているものと、無料で使えるものは見た目が似ていますが中身が違います。分からないままで構いませんので、そのときに聞いてください。
自分の業務データを持って行った方がいいですか
持参されたデータを使っていただけます。ただし社外に出してよい範囲かどうかを、午前中に配布するガイドラインで必ず確認してください。持参できない場合に備えて、演習用の資料一式を配布フォルダに入れてあります。
プログラミングの経験がなくても大丈夫ですか
大丈夫です。お題は 6 つあり、コードを書くものは 1 つだけです。提案書、議事録、Excel の集計、文書の書き直しなど、どれを選んでいただいても構いません。
発表はありますか
ありません。作ったものは自分の手元に残します。グループワークも設けていません。
途中で手が止まったらどうすればいいですか
講師 2 名のうち 1 名が常に巡回しています。声をかけてください。15 分以上進んでいない方には、こちらから伺います。
時間内に終わらなかった場合は
そこまでの過程が手元に残っていれば十分です。配布フォルダは持ち帰れますので、続きは戻ってからでも進められます。
研修で使った資料は持ち帰れますか
配布フォルダ、ガイドライン、スライドのすべてを持ち帰っていただけます。現場で共有していただいて構いません。